一問一答
救急救命処置の対象は、心停止した傷病者だけに限られる。
記録
記録はこの端末だけに保存
練習できる範囲
問題のある科目
- 基礎医学(社会保障・社会福祉、患者搬送を含む。)8問
- 臨床救急医学総論10問
- 臨床救急医学各論(一)(臓器器官別臨床医学)8問
- 臨床救急医学各論(二)(病態別臨床医学)8問
- 臨床救急医学各論(三)(特殊病態別臨床医学)6問
形式の違い・注
- ここは○×と4択だけです。本試験は「必修問題・通常問題の筆記試験。第50回の問題数・試験時間は公式で未確認。」です。
- 問題の数・時間配分・記述や計算・実技の練習にはなりません。正解できても、救急救命士の合格を約束するものではありません。
- 同じ科目でも、論点の一部だけを扱っています。科目の名前は、このサイトが問題の分野を公式の科目に当てはめたものです。
- 公式の資料・条文から作った問題で、過去問の転載ではありません。本試験の形式・範囲の全部の代わりにはなりません。
問題の一覧
問1救急救命処置の対象は、心停止した傷病者だけに限られる。
問2救急救命士の免許は、国家試験合格者の申請による名簿への登録で行う。
問3救急救命士が処置を行うことは、法律上、診療の補助に当たる。
問4退職して救急救命士でなくなれば、業務で知った秘密を理由なく話してよい。
問5救急救命処置録は、記載の日から5年間保存する。
問6資格がない人でも、「救急救命士」に紛らわしい名称なら自由に名乗れる。
問7救急救命士は、処置後、遅滞なく救急救命処置録に必要事項を記載する。
問8省令で定める救急救命処置を行う前に必要な指示はどれか。
- 1. 医師の具体的な指示
- 2. 患者の勤務先の指示
- 3. 家族だけの指示
- 4. 警察官だけの指示
答え:1. 医師の具体的な指示
医師の具体的な指示です。救急救命士法44条第1項に定められています。
問9病院勤務の救急救命士が、搬送到着から入院までの処置を始める前に受ける研修は誰が実施するか。
- 1. 患者の勤務先
- 2. 患者の家族
- 3. その病院の管理者
- 4. 消防団員だけ
答え:3. その病院の管理者
病院の管理者です。救急救命士法44条第3項は、医療従事者との連携などを扱う研修を事前に受けることを求めています。
問10救急救命士の業務で法律が努めるよう求めることはどれか。
- 1. 医師から独立した診断の確定
- 2. 他の医療関係者との緊密な連携
- 3. 処置録を作らない運用
- 4. 医療機関への情報提供の禁止
答え:2. 他の医療関係者との緊密な連携
他の医療関係者との緊密な連携です。救急救命士法45条は、適正な医療の確保に努めるよう定めています。
根拠:救急救命士法 第45条
残りの30問を見る
問11道路交通法の緊急自動車は、緊急の用務のため運転中の車両をいう。
問12緊急搬送中の救急車でも、やむを得ず道路の右側にはみ出すことは一切できない。
問13緊急自動車が赤信号で停止しない場合も、他の交通に注意して徐行する。
問14緊急搬送中の救急車には、速度制限が一切適用されない。
問15交差点付近以外で緊急自動車が近づいたら、一般車両は原則として左側に寄って進路を譲る。
問16緊急搬送中の救急車は、赤色警光灯をつけていればサイレンを鳴らす必要がない。
問17交差点付近で緊急自動車が接近したとき、一般車両の原則的な対応はどれか。
- 1. 交差点の中央で止まる
- 2. 交差点へ加速して入り込む
- 3. 緊急自動車を追い越す
- 4. 交差点を避け、道路の左側に寄って一時停止する
答え:4. 交差点を避け、道路の左側に寄って一時停止する
交差点を避け、左側に寄って一時停止します。道路交通法40条第1項は、一方通行で左側に寄ると妨げになる場合の例外も定めています。
問18医療機関が使う、特別な構造を持つ救急用自動車の緊急自動車としての手続先はどれか。
- 1. 公安委員会
- 2. 患者の勤務先
- 3. 税務署
- 4. 学校の教育委員会
答え:1. 公安委員会
公安委員会です。道路交通法施行令13条第1項第1号の2は、該当する救急用自動車について使用者による届出を定めています。
問19心筋梗塞は、冠動脈の血流が障害されて心筋が壊死する病気である。
問20心電図にST上昇がなければ、心筋梗塞は必ず否定できる。
問21心不全では、心臓が十分な血液を送り出せず、体に必要な酸素や栄養が不足することがある。
問22心不全で横になると呼吸が苦しくなる状態を、起立性低血圧という。
問23一過性脳虚血発作は、症状が消えたため脳梗塞の予防とは無関係である。
問24心筋梗塞や不安定狭心症を含む病態の総称はどれか。
- 1. 慢性腎不全
- 2. 慢性閉塞性肺疾患
- 3. 急性冠症候群
- 4. 変形性関節症
答え:3. 急性冠症候群
急性冠症候群です。国立循環器病研究センターは、急激に冠動脈の血流が障害される病態をこの名称で説明しています。
問25心不全で腎臓への血流が減ったときに生じうる変化はどれか。
- 1. 必ず尿量が増え続ける
- 2. 尿量の減少と体内の水分貯留
- 3. 体内の水分が常に減る
- 4. むくみが必ず消える
答え:2. 尿量の減少と体内の水分貯留
尿量の減少と水分貯留です。国立循環器病研究センターは、足のむくみや体重増加につながることを説明しています。
問26くも膜下出血で、脳の表面の血管の膨らみが破裂する原因として代表的なものはどれか。
- 1. 椎間板ヘルニア
- 2. 胆石
- 3. 白内障
- 4. 脳動脈瘤
答え:4. 脳動脈瘤
脳動脈瘤です。国立循環器病研究センターは、くも膜下出血の主な原因として脳動脈瘤の破裂を説明しています。
問27窒息で反応がなくなった傷病者には、まず胸骨圧迫からCPRを始める。
問28反応のない窒息傷病者の口に指を入れ、見えない異物も手探りで取り出す。
問29気道異物による窒息で反応がなくなった傷病者では、人工呼吸のため気道を確保する際、口腔内に固形の異物が見えれば指で取り出してもよい。
答え:○(正しい)
見える固形の異物は取り出してもよいとしています。通知の別紙1は、反応がなくなった場合の対応として示し、見えない異物を指で探る盲目的指拭は行わないとしています。
問30脈拍があると確実に判断できても、呼吸状態に関係なく胸骨圧迫が必要である。
問31心停止時のアドレナリン投与の準備を優先し、次の電気ショックを遅らせてよい。
問32正常な呼吸がない傷病者で脈拍の有無に自信がないときは、呼吸の観察に基づき速やかにCPRを始める。
答え:○(正しい)
速やかに開始します。通知の別紙1は、呼吸がないか正常でない場合に脈拍を確実に触知できなければ心停止と判断し、脈拍の判断に自信がないためにCPRを遅らせないよう示しています。
問33救急隊が喉頭鏡で気道異物を確認したとき、除去に用いる資器材の組合せはどれか。
- 1. マギール鉗子・吸引器
- 2. 血糖測定器・体温計
- 3. 聴診器・血圧計
- 4. パルスオキシメータ・心電図電極
答え:1. マギール鉗子・吸引器
マギール鉗子・吸引器です。通知の1項は、資器材の準備後に異物を確認して除去する対応を示しています。
問34急性冠症候群を疑う傷病者の病院前評価として、通知が地域での実施検討を求めるものはどれか。
- 1. 視力検査だけ
- 2. 聴力検査だけ
- 3. 12誘導心電図の測定
- 4. 骨密度測定だけ
答え:3. 12誘導心電図の測定
12誘導心電図の測定です。通知の7項は、対象や手順、必要な教育を地域の実情に応じて検討するよう求めています。
問35熱中症は、屋内で安静にしているときにも起こる。
問36熱中症が疑われても、自力で水が飲めるかどうかは救急要請の判断に関係しない。
問37一酸化炭素の吸入は、血液の酸素運搬能力を低下させる。
問38妊娠後半の心停止では、子宮を左方へ移すために胸骨圧迫を中断してよい。
答え:×(誤り)
胸骨圧迫を中断・遅延させないようにします。通知の6項は、人員が充足する場合に用手的子宮左方移動を併用する考え方を示しています。
問39熱中症が疑われる人の体を冷やす部位として、厚生労働省が挙げる組合せはどれか。
- 1. 髪の先・爪の先・靴底
- 2. 首回り・脇の下・足の付け根
- 3. 耳たぶ・眉毛・唇だけ
- 4. 衣服の外側だけ
答え:2. 首回り・脇の下・足の付け根
首回り・脇の下・足の付け根です。衣服をゆるめ、涼しい場所へ移すことも示されています。
問40妊婦に正常な呼吸または確実な脈拍がある場合、観察に支障がなければ考慮する搬送体位はどれか。
- 1. 常に腹臥位
- 2. 必ず右側臥位
- 3. 常に頭を下にした逆立ち姿勢
- 4. 左側臥位
答え:4. 左側臥位
左側臥位です。通知の6項は、妊娠子宮による大血管の圧迫を軽減する体位として示しています。
出典と注(2026年10月確認)13件
- 第50回救急救命士国家試験の施行
- 日本救急医療財団 国家試験・実施結果・合格基準
- 令和8年度版 救急救命士国家試験出題基準
- 日本救急医療財団 免許登録
- 救急救命士法
- 道路交通法
- 道路交通法施行令
- 国立循環器病研究センター 急性心筋梗塞
- 国立循環器病研究センター 心不全「症状」
- 国立循環器病研究センター 脳卒中「一過性脳虚血発作」
- 消防庁 救急活動プロトコルの考え方(2023年通知) 別紙1・気道異物除去
- 厚生労働省 熱中症予防のために
- 厚生労働省 職場のあんぜんサイト 一酸化炭素中毒
注
- 問題と解説はこのサイトで作ったものです。根拠は各問題の解説の下にリンクしています。法令の改正などで答えが変わることがあります。直したところは訂正履歴に残します。