一問一答
雲や降水が生じる大気の層として、対流圏が重要である。
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問題のある科目
- 予報業務に関する一般知識20問
- 予報業務に関する専門知識20問
- 気象概況及びその変動の把握6問
- 局地的な気象の予想6問
- 台風等緊急時における対応8問
形式の違い・注
- ここは○×と4択だけです。本試験は「学科は多肢選択式(一般15問・専門15問、各60分)。実技は記述式の筆記試験1・2(各75分)。」です。
- 問題の数・時間配分・記述や計算・実技の練習にはなりません。正解できても、気象予報士の合格を約束するものではありません。
- 同じ科目でも、論点の一部だけを扱っています。科目の名前は、このサイトが問題の分野を公式の科目に当てはめたものです。
- 公式の資料・条文から作った問題で、過去問の転載ではありません。本試験の形式・範囲の全部の代わりにはなりません。
問題の一覧
問1雲や降水が生じる大気の層として、対流圏が重要である。
問2成層圏では、上空に進むほど気温が必ず下がり続ける。
問3成層圏のオゾンによる紫外線の吸収は、この層の加熱に関わる。
問4地球が宇宙へ放出する放射は、主として可視光線である。
問5台風の発達には、水蒸気が凝結する際に放出される熱が関わる。
問6ひょうは、水滴が凍結せず液体のまま大きくなって地上に達したものである。
問7積乱雲の中では、氷晶とあられの衝突が電荷の生成に関わると考えられている。
問8ジェット気流は、対流圏界面付近の東風が特に強い部分を指す。
問9エルニーニョ現象では、太平洋赤道域の中部から東部の海面水温が平常時より高くなる。
問10ラニーニャ現象時の太平洋熱帯域では、貿易風が平常時より弱まるのが典型である。
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問11気象業務法上の「観測」には、自然科学的方法による測定が含まれる。
問12気象業務法では、予想を発表しなくても、それだけで「予報」に該当する。
問13気象業務法上の警報は、重大な災害のおそれを警告する予報である。
問14気象業務法上の「気象」の定義には、電離層の諸現象も含まれる。
問15数値予報では、観測資料に基づく現在の状態から将来の変化を計算する。
問16数値予報モデルが考慮するのは風だけで、地面の加熱や水蒸気の凝結は考慮しない。
問17数値予報の誤差には、初期値の誤差とモデルが完全でないことによる誤差がある。
問18アンサンブル予報では、初期値を完全に同じにした一つの計算結果だけを用いる。
問19全球モデルは、日本の数日先の予報に影響する遠方の大気も対象にする。
問20数値予報天気図は、気象庁が発表する予報文と常に完全に一致する。
問21アメダスの風向で「北東」は、北東から吹いてくる風を意味する。
問22気象庁の観測で使う風向の「北」は、磁北である。
問23気象レーダーは、発射した電波が戻るまでの時間から降水粒子までの距離を求める。
問24気象レーダーの電波は、山に遮られてもその背後の低い降水を必ず観測できる。
問25融解層のブライトバンドは、レーダーによる降水強度の過大評価につながることがある。
問26強い降水による電波の減衰は、レーダーエコーを実際より常に強くする。
問27降水確率は、指定時間帯に合計1mm以上の降水となる確率を示す。
問28週間天気予報の信頼度は、Cが最も高く、Aが最も低い。
問29同じ地上天気図で等圧線が密集する場所は、気圧の傾きが大きい場所と読める。
問30温暖前線が通過した後は、通常、気温が下がると判断する。
問31寒冷前線が温暖前線に追いついた場合、閉塞前線の形成を考える。
問32日本付近の冬型の気圧配置は、通常、南高北低として解析する。
問33地表付近が暖かく湿り、上層が冷たい状況は、活発な積乱雲の発生を考える材料になる。
問34同じ場所で激しい雨が数時間続くには、一つの積乱雲が必ず数時間以上存続する必要がある。
問35冬の日本海を渡る季節風は、海から水蒸気や熱を受け取って雪雲を発達させることがある。
問36地形性の低気圧を調べるとき、地形や日射の影響を考える必要はない。
問37台風の予報円は、予報時刻に台風の中心が入る確率が70%の範囲である。
問38台風の予報円の半径が大きくなったことだけで、台風の強風域も拡大したと判断できる。
問39台風の眼に入って風が弱まっても、眼の通過後の強い吹き返しに備える必要がある。
問40台風が温帯低気圧に変わったら、防災上の注意事項を確認する必要はなくなる。
問41台風による高潮では、低い気圧による吸い上げと海岸への風による吹き寄せの両方を考える。
問42満潮時以外であれば、台風による高潮被害は発生しない。
問43気象業務法上、民間の事業者が気象の予報業務を始める際に必要となるものはどれか。
- 1. 気象庁長官の許可
- 2. 市町村長への口頭連絡だけ
- 3. 気象予報士試験の受験票だけ
- 4. 放送局への届出だけ
答え:1. 気象庁長官の許可
第17条は気象庁以外の者が予報業務を行う場合に気象庁長官の許可を求めています。予報士個人の資格と事業者の許可は別です。
根拠:気象業務法
問44気象の予報業務の許可を受けた事業者が、気象の予想を行う場合の気象予報士の配置単位はどれか。
- 1. 企業グループ全体で一人
- 2. 気象の予想を行う事業所ごと
- 3. 都道府県ごとに一人
- 4. 放送番組ごとに一人
答え:2. 気象の予想を行う事業所ごと
第19条の2は、該当する予想を行う事業所ごとの配置を求めています。その予想は気象予報士に行わせます。
根拠:気象業務法
問45気象業務法第23条が定める警報の扱いとして正しいものはどれか。
- 1. 気象予報士なら自由に警報できる
- 2. 予報業務の許可があれば警報の制限はない
- 3. 原則として気象庁以外の者は警報をしてはならない
- 4. 市販の天気図を買えば誰でも警報できる
答え:3. 原則として気象庁以外の者は警報をしてはならない
第23条は気象庁以外の者の警報を原則禁止し、政令で定める場合を例外としています。独自の予報と警報は区別します。
根拠:気象業務法
問46周囲より気圧が低い場所を閉じた等圧線が囲んでいる場合、その中心付近を何と呼ぶか。
- 1. 高気圧
- 2. 気圧の尾根
- 3. 帯状高気圧
- 4. 低気圧
答え:4. 低気圧
同じ高さの面で周囲より気圧が低く、閉じた等圧線で囲まれるところが低気圧です。絶対的な気圧値だけで分類しません。
問47平常時の太平洋赤道域で、海面水温の東西差の説明として適切なものはどれか。
- 1. 西部が高く、東部が低い
- 2. 東西で必ず同じ
- 3. 東部が高く、西部が低い
- 4. 両端が必ず0℃未満
答え:1. 西部が高く、東部が低い
東風により暖水が西へ集まり、東部では冷水が湧き上がります。そのため西部の海面水温が高くなります。
問48雪が白く見える主な理由として気象庁が説明しているものはどれか。
- 1. 結晶自体が白い顔料を含むため
- 2. 細かな結晶が重なることによる光の乱反射
- 3. 雪が白色の光を自ら発するため
- 4. すべての波長を完全に吸収するため
答え:2. 細かな結晶が重なることによる光の乱反射
一つ一つの雪の結晶は透明です。多数の結晶が重なり、光が乱反射するため白く見えます。
根拠:気象庁:雨・雪について
問49アメダスで雪やあられの降水量を観測する方法はどれか。
- 1. 結晶の個数だけを数える
- 2. 積雪の高さをそのまま降水量とする
- 3. 融かして水にして観測する
- 4. 固体降水は降水量に含めない
答え:3. 融かして水にして観測する
アメダスの降水量は雨に加えて雪やあられも対象です。固体の降水は融かしてから水量を観測します。
問50アメダスの積雪深と前x時間降雪量の関係はどれか。
- 1. 現在の積雪深をxで割る
- 2. 雪の結晶の大きさだけを用いる
- 3. 気温の変化を積雪深に加える
- 4. 現在の積雪深とx時間前の積雪深の差を用いる
答え:4. 現在の積雪深とx時間前の積雪深の差を用いる
積雪深は地面から積もった雪の高さです。前x時間降雪量は、x時間前との積雪深の差で表します。
問51気象庁の「12時の気温」は、原則としてどの値か。
- 1. 11時59分から12時までの平均気温
- 2. 12時から13時までの平均
- 3. 正午の一点の瞬間値
- 4. 当日の最高気温
答え:1. 11時59分から12時までの平均気温
時刻の気温は前1分間の平均値です。風速の前10分間平均とは平均時間が異なります。
根拠:気象庁:気温について
問52気象ドップラーレーダーで、雨粒のレーダー方向の移動速度を求める際に利用するものはどれか。
- 1. 地上の日照時間だけ
- 2. 反射波の周波数のずれ
- 3. レーダーの設置年
- 4. 雨量計の容器の色
答え:2. 反射波の周波数のずれ
雨粒がレーダーに近づくか遠ざかるかに応じたドップラー効果で、反射波の周波数が変わります。このずれからレーダーの視線方向の速度を求めます。
根拠:気象庁:気象レーダー
問53レーダーで海上に降水がないのに、波しぶきによるエコーが見える現象はどれか。
- 1. ブライトバンド
- 2. 海陸風
- 3. シークラッタ
- 4. 対流圏界面
答え:3. シークラッタ
海上の波しぶきに電波が当たり反射することがあります。強風時に生じやすい非降水エコーです。
根拠:気象庁:気象レーダー
問54降水の予報表現「一時雨」に当たるものはどれか。
- 1. 雨が断続的に降り、必ず期間の半分以上を占める
- 2. 雨が期間全体で続く
- 3. 必ず午前だけ雨が降る
- 4. 雨が連続して降り、降る時間が予報期間の4分の1未満
答え:4. 雨が連続して降り、降る時間が予報期間の4分の1未満
「一時」は連続した現象が予報期間の4分の1未満のときに用います。「時々」は断続的で2分の1未満です。
問55日本周辺域の実況天気図で、通常の細い実線の等圧線は何hPaごとに描かれるか。
- 1. 4hPa
- 2. 1hPa
- 3. 10hPa
- 4. 50hPa
答え:1. 4hPa
細い実線は4hPaごとです。太い実線は20hPaごと、必要なときの補助破線は2hPaごとに描きます。
問56地上天気図で高・低気圧の中心に付された「×」は何を示すか。
- 1. 前線の消滅位置
- 2. 中心位置
- 3. 落雷発生地点
- 4. 観測の欠測地点
答え:2. 中心位置
「×」は高・低気圧などの中心位置を示します。近くの気圧の数値は中心気圧です。
問57日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が日本海側の大雪予想で重要なのはなぜか。
- 1. 必ず太平洋側から乾燥空気だけを運ぶため
- 2. 雪雲をすべて消すため
- 3. 帯状の収束域付近で対流雲が組織的に発達することがあるため
- 4. 地球全体の気圧を一様にするため
答え:3. 帯状の収束域付近で対流雲が組織的に発達することがあるため
冬の寒気の吹き出しに伴って日本海に形成される収束帯です。組織的な対流雲により局地的な大雪となることがあります。
問58オホーツク海高気圧が強まったとき、北日本から東日本の太平洋側で起こりやすい天候はどれか。
- 1. 必ず記録的な高温と快晴
- 2. 必ず熱帯夜だけが続く
- 3. 必ず湿度が0%になる
- 4. 低温で日照が少ない天候
答え:4. 低温で日照が少ない天候
オホーツク海高気圧は下層に寒気を伴います。太平洋側を中心に低温・寡照をもたらすことがあります。
問59最大風速が46m/sの台風の「強さ」の階級はどれか。
- 1. 非常に強い
- 2. 強い
- 3. 猛烈な
- 4. 超大型
答え:1. 非常に強い
非常に強い台風は最大風速44m/s以上54m/s未満です。「超大型」は強さではなく大きさの区分です。
問60台風の強風域の半径が900kmの場合、「大きさ」の区分はどれか。
- 1. 大型(大きい)
- 2. 超大型(非常に大きい)
- 3. 非常に強い
- 4. 猛烈な
答え:2. 超大型(非常に大きい)
風速15m/s以上の範囲の半径が800km以上なら超大型です。最大風速による強さとは別の区分です。
出典と注(2026年10月確認)8件
- 気象予報士試験の概要
- 令和8年度気象予報士試験の日程
- 受験資料の入手
- 気象予報士試験実施状況(第1〜66回)
- 気象予報士試験問題・解答例の公開一覧
- 気象庁:気象予報士の登録の申請
- 気象業務法
- 気象予報士試験の勉強時間!月別学習スケジュールや合格まで何年かかるかを解説(アガルートアカデミー)
注
- 問題と解説はこのサイトで作ったものです。根拠は各問題の解説の下にリンクしています。法令の改正などで答えが変わることがあります。直したところは訂正履歴に残します。